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見あたらないんです

見あたらないんです_f0178313_23454867.jpg先生が・・・

兄弟の方は今日見ました。

どこいったのかなぁ?すごく心配です。

だって先生は赤ちゃんがいるんですもの。

先生の妊娠に気がついてから、野良ちゃん達の生活に関して少し考えていました。

こんな都会で彼らが暮らしていけるのか?

これ以上ネコが増えたら糞尿、ゴミを荒らす等の問題が増えてしまうのではないか?


決して悪気は無いし、日向ぼっこをする彼らは私たちを癒してくれたりもするけれど、先生達は地域の人達に迷惑をかけてしまうこともあるのです。

どっちも悪くないんです。ネコ達もネコの被害に憤慨する人達も。悪いのは捨てた人達。


だって彼らは元々み~んな飼いネコなんですから。


イエネコの始まりは新石器時代の中近東で農耕が広がり始めたころ、保管してある穀物をネズミから守るために、リビアヤマネコを飼いならしたことじゃないかと言われています。
(リビアヤマネコは今のアビシニアンにちょっと似ています)

古代エジプトではネコがバステト女神(ほら、ネコの顔をして人間の姿をした像の写真とか見たことありますでしょ?)として崇拝されていました。飼い猫が死ぬと飼い主は眉毛をそって喪に服したほどだそうです。
このように神聖な生き物であったネコは法律により厳しく守られ、国外に出すことは禁じられていましたが、エジプト人が国外へ出たりするようになると、大切なネコも一緒に連れて行ったためにヨーロッパやインド、中国などにも広められるようになりました。

ネコが日本に来たのは6世紀くらいだと言われています。中国から貴重な仏典などを運ぶ際に、それらをネズミから守るためにネコを一緒に乗せたんだそうです。
平安時代になると、「枕草子」や「源氏物語」には紐でつながれ、ペットとして愛でられているネコが登場します。

しかし鎌倉時代になるとネコは猫又として恐れられるようになります。「徒然草」には恐ろしい人食いネコが描かれています。ちなみに中世のヨーロッパでも魔女の使いとして恐れられていたそうですよ。あんなにかわいいのにね。

江戸時代の最初のころまで、ネコは犬と同じように鎖で繋がれたりして飼われることも多かったようですが、1687年に5代将軍の綱吉が「生類憐れみの令」でネコ等、動物をつないで飼うことを一切禁止したことでネコの放し飼いが定着してきたんだと思います。たぶん・・・

ね?ずいぶん端折ってしまいましたが、ネコの歴史を調べてみると他のネコ科の動物は別として、私たちの周りにいるネコはみーんな元は飼い猫だったってことがわかります。
ネコ達は神として崇められたたかと思えば魔物として恐れられたり、ネズミ駆除の仕事をさせられたり、ペットとして飼われ、そして捨てられたり、ながーいこと私たち人間のエゴに巻き込まれてきたんです。

やっぱり守ってあげたいなぁ・・・ そう思いました。

さて、じゃあどうするか?

いろいろ調べたりしてなんとなく考えもまとまってきましたが、長くなりそうなので今日はここまでにして眠ろうと思います。

それにしても先生が心配です。どこ行っちゃったのかな~

見あたらないんです_f0178313_1232270.jpg

先生を最後に見たのは1週間程前です。その時もうこんなにお腹が大きくなっていました。



明日は東上線若葉、ワカバウォーク内の特設ビアガーデンで歌いま~す。
お近くの方は是非どうぞ。
http://wakaba-walk.com/index.html
by adachi-naoko | 2008-08-15 01:59 | STRAY CAT

ボーカル足立直子のブログ


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