トラちゃんの探検
2009年 07月 28日

普段はほとんどサークルのすみの方で眠っています。
なのでたまに、写真のようにしてエサをサークルの外に置いてお部屋に馴れさせるようにしています。
サークルの扉も、私がいる時や外出時間が短い時は開けっ放しにしています。
本当は私がいない時の方が出てきやすいのでしょうが、長時間留守してる間にどこかに足を挟んでしまったりしては危ないのでやめといてます。
実際、サークルの入り口の柵に足を取られても、感覚がないために気がつかず出ようとしていることがありました。
こちらは、トラちゃんの足の高さにプラスチックの板を取り付けたのでもう安心ですが、部屋の中にはコンセントや障害物がありますからねぇ。
でもまあ、寝ている時ならいいかなぁ、物音がすれば起きるだろうし。
といううことで、夜寝る時もサークルを開け放しておくことにしました。
それから何日か経って、昨夜やっとです。
2時過ぎだったかな、ベッドの下で物音がして目が覚めました。
もしや?と思いのぞいてみるとトラちゃんがいます。
そっかぁ、やっとサークルから出る気になったんだねぇ。
ここはひとつ知らん振りして思う存分部屋を探索させてあげようとガマンして目をつぶっていると、「にゃ~」という可愛い声が聞こえてきました。
ガマンしきれずに目を開けるとトラちゃんがベッドの傍らで私を見つめています。
思わず「どうしたの~」と声をかけると、トラちゃんは後ろ足を引きずりながらまたベッドの下に入ってしまいました。
その後しばらくウトウトして目を覚ますと、トラちゃん今度は鏡の前で自分の姿を見て遊んだり、私が開けっ放しにしてしまったクローゼットの中に入ったり、自由に遊んでいました。
空気の読めない私は、しばらく見ているうちにどうしてもトイレに行きたくなってしまい、ベッドから起き上がると、トラちゃんはサークルに戻ってしまいました。ごめんねぇ。
でも嬉しかったなぁ。好奇心と警戒心で目をまん丸にし、部屋を探検する姿は、足を引きずっていることを除けば健常の猫ちゃんと全然変わりませんでした。
寝てばかりのトラちゃんが、なんだか無気力なように見えて心配だったのですが、これで少し安心しました。トラちゃんは足が動かなくても不幸だなんて思ってないんです。多分。。
今日、トラちゃんと同じ障害を持っている猫を育てている方からメールをいただき、「足立さん大変だったでしょうに、良くここまで頑張りましたね」という文章を読んだ時、涙が出ました。
時間的な拘束や寝不足は多少ありましたが、それ程大変ということもなかったんですけれど、思い返せばこのところずっと何かで不安だったんですね~。
支払いのこと、威嚇、無気力な様子、圧迫排尿のこと、ウンチやおしっこの量、お腹の虫下し(怖かった~)耳の治療など、必要以上に神経質になっちゃってみたいです。
かと言って人に迷いは見せられない。私が不安だと言ってしまえば、トラちゃんの保護に協力してくれてる人たちも迷わせてしまうし、トラちゃんのことに反対の方に「ほらやっぱり」と言われてしまうような気がして。(実際はそんな人いないんですけどね)
で、昨夜のトラちゃんの探検と、いただいたメールが重なってホッとしたというか。。
それにしても、最近涙もろいんですよね~
このあいだも「はじめてのおつかい」を見て号泣してしまいました。

普段はアンニュイなトラちゃん。
今日はぬいぐるみを枕にしちゃいました。
気に入ってるのかな。
by adachi-naoko
| 2009-07-28 22:41
| STRAY CAT